最新のトピックス
MRP/CTP研究会を開催しました(2009年2月6日)
ADC値の機種依存性に関する論文がRadiology誌に掲載されました (2008年10月)
bSVD法の精度に関する論文がAJNR誌に掲載されました (2008年10月)
無症候性脳梗塞のMRI診断に関する論文がNeuroradiology誌に掲載されました (2008年6月)
拡散強調画像の標準化に関する論文がMRMS誌に掲載されました (2007年12月)
総括報告書(2005-6年度)が日本磁気共鳴医学会誌に掲載されました (2007年10月)
本プロジェクトの継続延長(2007-8年度)が決定しました (2007年9月)
CT/MR灌流画像実践ガイドライン2006の英語版 を発表しました (2006年9月)
Medical Tribune紙に脳ドック分科会の活動が取り上げられました (2006年7月)
CT/MR灌流画像実践ガイドライン2006 を発表しました (2006年7月)
このガイドラインは,本プロジェクトを含む下記の3つの研究グループからなるCT/MR灌流画像実践ガイドライン合同策定委員会によるもので,CT灌流画像,MR灌流画像の適応,検査法(造影,撮影),解析法,評価法に関する実践的な指針を提供する,世界初の実践ガイドラインです.

研究プロジェクトの概要
本プロジェクトは,日本磁気共鳴医学会の委嘱による研究プロジェクトです.
2005年度の研究テーマ「急性期脳梗塞におけるMRI検査の標準化に関する研究」では,研究メンバーの活発な研究活動に加え,関係各位の多大なる御協力を賜り,数々の着実な成果を挙げることができました.
2006年度はこれを踏まえ,対象を急性期のみならず慢性期脳梗塞にも拡大し,「脳梗塞におけるMRI検査の標準化に関する研究」としてさらに研究を推し進めることとなりました.また「脳ドック分科会」を新設,新たなメンバーも加わってより多面的な研究を展開し, 多くの成果を上げることができました.
当初2年間を予定していた本プロジェクトですが,更に2年間(2007-8年度)の継続延長が決定し,より発展的な研究,ガイドラインのブラッシュアップに向けて研究を継続しています.
このホームページは,本プロジェクトを紹介するとともに,その研究成果を発表する目的で公開しています.
 
目的と意義
MRIは,脳梗塞の診断に広くに用いられています,特に拡散強調画像,灌流画像はその病態解析,治療方針の決定に重要な役割を果たすと考えられています.しかしその一方,これらの検査法は,装置や施設によって手技,解析法,判定法にばらつきが大きいという側面があり,客観的,普遍的な診断法として充分に確立しているとは言い難いのが現状です.
  そこで,本プロジェクトでは,急性期および慢性期脳梗塞におけるMRI検査法,特に拡散強調画像,灌流画像の標準化を図り,客観性,汎用性を考慮した実践的ガイドラインを策定すると共に,各画像の精度や信頼性を独自の評価システムを用いて相互検証し,普遍的指標として使用可能な環境を整備することを目的としています.このように急性期および慢性期検査の標準化を世界に先駆けて推進することで,脳梗塞診療における予後の向上QOLの向上に寄与することが期待できます.
 
具体的な目標
具体的には,次の3つの段階を経て,本プロジェクトの目的を達成してゆきます.
      各種撮像法の信頼性の検討
      各種撮像法の標準化(検査法,解析法)
      実践的ガイドラインの策定
 
研究体制
本研究は,急性期脳梗塞のMRI診断の精度向上という臨床的なモチベーションに基づくものですが,これを実現するためには,MRIを支えるハード,ソフト両面にわたる技術的理解が必須となります.
そこで,本プロジェクトは,産学の会員が等しく加わっている日本磁気共鳴医学会の特色を生かし,画像診断医のみならず,MRI装置,造影剤注入装置,画像解析ソフトウェアなどの開発にあたる企業の技術者がメンバーとして参画し,それぞれ医師分科会企業分科会を構成しています.そして,両者が密接な連携のもとに研究を進めることにより,問題点の把握,解析が容易となり,またその成果を速やかに実際の臨床検査に生かすことができるものと考えています.また,2006年度からは慢性期梗塞にも研究対象を拡大し,脳ドック分科会も加わって無症候性脳梗塞の診断など,スクリーニングの分野にも活動を拡げています.
さらに,脳梗塞の画像診断の標準化をめざす複数の関連プロジェクトと密接な連携をとりながら,研究を進めてゆきます.